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服に火がついた時どうする? 着衣着火の対処方法

服に火がついた時どうする? 着衣着火の対処方法

◆テーマ
「服に火がついた時どうする?着衣着火の対処方法」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆監修協力
新井久美子(救急科専門医)
鈴木正敏(救急救命士)
中山翠

◆自分の着ている洋服に火がついたら、どのように対応したらよいかご存じですか?
着衣着火は身近にある危険です 対処法を知りましょう!

◆着衣着火とは?
調理中のガスコンロの火、仏壇のろうそくの火などが、着ている服について燃え上がる現象のこと
服に火がついて燃え広がると、重度のやけどや死亡のリスクがありとても危険です

◆どんな時におこりやすい?
・火がついているコンロで調理中に袖に火がついた
・野焼き、墓参りの最中の火の使用、キャンプ中に焚き火をした時に、洋服に火が付いた
※キャンプ中にふわふわした洋服を着るのは危険です。着火すると火の回りが早くなる「表面フラッシュ現象」という状態となってしまいます

着衣着火を防ぐポイント
・コンロ周辺に調味料を置かない
・暖房器具に近づきすぎない
焚き火などを行う際は、難燃性のジャンパーなどを着用する
・裾、袖が広がる服を着たまま火を使用しない
・適切な火力調整
・屋外で火を使用する際は、風向きに注意する

◆もしも服に火がついたら?
「水をかける」
衣服に火がついた場合、手ではたいて消すことは難しいです
水道の水、流しの洗い桶の水、花瓶の水、飲み物など、近くにある水を火にかけてください

ストップ!ドロップ&ロール!をしましょう
着衣着火時の防衛対策としてアメリカで考案された方法です

①止まる(ストップ)
火の勢いを大きくさせないために止まります

②倒れる(ドロップ)
燃えているところを地面に押しつけるように。体と地面をくっつけます

③転がる(ロール)
顔の火傷を防ぐために、両手で顔を覆いながら転がります

◆火傷は状況によっては命に関わります
救急車を呼ぶ必要がある場合は119番を要請しましょう

◆情報元
東京消防庁
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/bouka/data/tyakuityakka.pdf
独立行政法人製品評価技術基盤機構 ガスコンロ「着衣着火」
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/03120101.html
千葉市 防災・安全安心 ストップ、ドロップ&ロール
https://www.city.chiba.jp/shobo/yobo/yobo/chakuichakka.html






 

 

 

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