株式会社Smart119|安心できる未来医療を創造する

医療機関用災害対策システム「Smart:DR」(スマート ディーアール/特許番号:特許6166114号)に、「配置部署図機能」を追加したことを発表しました。
この機能は、医療救護所への人員配置、状況の変化に応じての医療班再編成など、災害医療運用を支援します。
また、2021年9月3日に予定されていた大規模災害避難訓練「第10回大阪880万人訓練」(主催:大阪府)は天候不順のため中止でしたが、地方独立行政法人りんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市、理事長:⼭下 静也)では、本システムによる召集訓練を行い、災害医療を支援する効果を確認しました。
◆機能追加背景
災害時における医療救護所は、自治体が設ける災害対策本部により「地域防災計画、及び災害時医療救護活動マニュアル」に基づいて、施設(病院、仮設)の決定、運営要員(医療救護班長、救護班)を派遣し、開設されます。運用管理は、本部にあるホワイトボードや模造紙、付箋(氏名、所属、職種、専門分野を明記)を使ったアナログ的なものになりがちです。付箋の紛失が発生したり、更新有無が不明確であるなど、課題が多く、自治体、医療機関から「電子化できないか」と、要望が寄せられていました。

◆防災訓練で、 Smart:DRの災害対応力を実証
泉佐野市災害医療センターの役割を担う、地方独立行政法人りんくう総合医療センターは、「配置部署図機能」を追加したSmart:DRを導入しています。同医療センターは、本システムを用いて、2021年9月3日に訓練を実施。災害発生後から、職員の安否確認と集合要請を行い、集合した職員を適切な部署に配置し、早期に災害医療体制を確立できることを実証しました。

◆災害医療の全体像を把握し、減災のために、対応力を強化
Smart:DRへ追加した「配置部署図機能」は、救護所への人員配置を一つのアプリケーションで実現します。救護所、医療班構成、配置部署などの人員情報は、職員安否確認と集合要請を含め本部PCで一元管理されて、系統的な組織図で表示され、災害医療の全体像を把握できます。これは、本部ではプロジェクターによる拡大投影などから、次の対応力が強化されます。

・初動対応:生死を分けるタイムリミットとされる72時間以内に組織的な災害医療体制を確立
・経過対応:状況(被害、救護所数、DMAT到着など)の変化に応じた、速やかな人員再編成

◆Smart:DRの特徴
 ・スタッフへの緊急連絡、安否確認
 ・緊急時の集合状況をリアルタイムに把握でき、最適な人員配置を支援
 ・医学的見地に基づいた健康管理情報を自動集計
 ・返信は、ワンクリックで完了でき、ログインが不要
 ・掲示板機能を有し、平時においても活用できる

◆「Smart:DR」ウェブサイト
https://smart119.biz/dr/

お問い合わせはこちら