2021.10.01
医療法人協和会は、兵庫県に5箇所(川西市:4(指定管理含む)/西宮市:1)、大阪府に2箇所(吹田市:1/豊中市:1)の病院、介護施設4箇所を運営し、それぞれの地域で在宅支援事業を展開する、職員数3,600人、病床2,521床を持つ地域密着型の医療機関です。
今回、導入された「Smart:DR」は、災害やテロなどの緊急事態が発生した際に、病院や企業が損害を最小限に抑えて、事業継続や復旧を図るための業務継続計画(BCP:Business Continuity Planning)に準拠し開発されました。また、新型コロナ感染症を、自然災害と捉えて「職員健康管理機能」を追加し、院内クラスターの抑止とワクチン接種前後の体調変化を把握し、パンデミック下の地域医療を支援しています。2021年7月にアプリ版をリリースしたことで、スマートフォンやタブレット端末での活用が可能になり、さらに導入が容易になっています。
医療法人協和会は、兵庫、大阪の広域で連携する医療拠点を持ち、加えて訪問看護などの在宅支援を行う、地域包括ヘルスケアシステムを展開しています。また1995年に発生した阪神淡路大震災を経験したことからも、地域包括的な「災害医療」の強化を求められ、今回のSmart:DRの導入に至りました。また、Smart:DRを携行できるアプリ版の採用によって、訪問看護など職員が分散する場合でも、災害対策に組み込むことが可能です。
◆医療法人協和会に導入された主な背景
①コロナ禍において、法人全体で、職員の健康管理をしたい
②災害時に、職員の安否確認と集合要請を迅速に行いたい
③広域で展開する医療施設、また在宅支援事業などから、非常時の各職員への連絡手段を保持したい
◆Smart:DRの特徴
・スタッフへの緊急連絡、安否確認
・緊急時の集合状況をリアルタイムに把握でき、最適な人員配置を支援
・医学的見地に基づいた健康管理情報を自動集計
・返信は、ワンクリックで完了でき、ログインが不要
・掲示板機能を有し、平時においても活用できる
・スマートフォンやタブレット端末で、上記機能を活用できるアプリ版を用意
Smart:DRは、広域で展開される医療拠点、および患者宅一軒一軒を巡る訪問看護などの在宅支援事業など、包括的なヘルスケアを行う医療機関の災害対策を、ICTで支援します。
◆「Smart:DR」ウェブサイト
https://smart119.biz/dr/