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コロナ禍の旅行で気をつけるべきこと

コロナ禍の旅行で気をつけるべきこと

◆テーマ
「コロナ禍の旅行について」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119

◆ポイント1:ワクチン接種後でも、予防措置は必要
・接種をしていても、感染する可能性はある
・接種後に、感染しても重症化を防ぐ
・変異株への有効性、接種者から他者への感染に関する有効性は不明

◆ポイント2:ワクチン接種後でも、注意と徹底を
・情報収集:旅行先の地域、訪問や宿泊する施設の感染予防対策情報
・持ち物:日常必需品となったマスク、手指消毒剤
・3密(密集、密接、密閉)の回避、マスク着用、手指消毒の徹底

◆ポイント3:長距離移動に利用する航空機について
通勤電車やオフィス、教室と比較して、感染リスクは低いと考えられていますが、座席間の距離を確保が難しいことと、他の乗客と接する機会があるため、注意は必要です。
・通常の建物よりも、空気の循環が早い
・同列、または近い列からの空気の出入りで、列間で呼吸器飛沫が拡散する可能性は低い
・機内の空気は、50%は外気を取り入れ、残り50%は、手術室と同等のフィルターを通して内気循環している
・座席の背もたれは、物理的なバリアとして有効


◆ポイント4:航空機内で、自分でできる感染対策
・座席頭上のエアノズルを、自分の頭部へ、まっすぐ吹くように向きを調節
・エアノズルはフレッシュエアが吹き出しているため、フル稼働させたままにする
・こまめな手指消毒をして、顔面は触らないようにする
・必要な場合以外の離席はせずに、着席したままでいる

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