株式会社Smart119|安心できる未来医療を創造する

Recruit|採用情報

スタッフインタビュー
社会の重要なフィールドに
自分が立っていると実感
システム部 システムエンジニア
前野翔平

私の仕事は?

主に、救急医療情報システム「Smart119」のインターフェース開発を担当しています。1分1秒が急がれる現場で、救急隊員の方々が医療機関へいかに早く正確に情報を届けられるか。そこに関わる重要な仕事であると、日々心に留めながら責任を持って取り組んでいます。

「自分の手を動かして進めていく」自分のスタンスに合ったSmart119

学生時代は、機械学習とAI分野を専攻し、卒業研究では「TED Talks(世界のさまざまな分野の専門家、著名人のスピーチ講演)」で、講演の内容によってスタンディングオベーションが起きるかどうかのAI解析をしました。そこで感じたのは、自分の手で分析し予測できることのおもしろさです。

私は昔から結果よりプロセスを大事にする性格で、予測できたときより「できないことをできるように変えていく過程」によろこびを感じます。目指すところまでじっくり粘り強く、自分の手を動かしながら進めていく。振り返ってみると、このスタンスは学生時代から続けているサッカーで、勝利のためコツコツ練習を積み重ねてきた経験から培われたものかもしれません。

Smart119には、「社会になくてはならないものをつくる」ことに惹かれ、はじめはインターンで入社しました。しかし実際に入ってみると、プロダクトの魅力はもちろん、自分でいろいろ開発できる楽しさにすっかりのめり込みました。当初はインターンで働こうと考えていたのですが、すぐ大学院を中退し正式に入社しました。

リモートとリアルを効果的に使い分け、双方の大切さを実感

入社してすぐに担当したのは、医療事業継続支援システム「レスポンサム(respon:sum)」です。最初はわからないことだらけでしたが、ほかのメンバーたちとコミュニケーションを取りながら進めていくのが楽しかったことをよく覚えています。

働き方は、入社から現在までほぼリモートワークですが、まったく苦はありません。むしろひとりでじっくり開発に没頭できるので、自分の性に合っていると思います。

ただ、リアルで会うことも当然大事で、開発にも活きてくると感じています。特に、現在担当する「Smart119」の実証実験で札幌を視察したときは大変刺激を受けました。救急隊員の方々の話を伺うことで、「ユーザーはどんなことに困っていて、システムをどう役立てているのか」が非常に明確になりました。社内の開発チームと営業チームが遠征先で顔を合わせ、よりコミュニケーションが深まったことで、営業が現場から汲み取ってきた声や要望がよりダイレクトに届くようになり、ユーザー目線に立った開発につながる新しい流れが生まれました。

リモートワークをベースに、意思疎通が必要なときは直接話す。Smart119では、効果的に働き方の使い分けができていると感じます。無駄がない環境が良いプロダクト作りにつながっています。

目指すのは“頼れるエンジニア”

救急隊員の方は、患者さんの命を救うため、1秒でも早く医療機関へ搬送したい思いで「Smart119」を開きます。ですから、「そもそもこのシステムは現場で本当に使いやすいものなのか?」「どんな状況でも軽快に動くのか?」といったことは、いつも自分に問いかけながら開発しています。

私は、Smart119入社前にもアプリ開発の経験がありますが、一般的なITシステムは「致命的なバグでなければよし」のような、完璧ではないことも少なくありません。しかし、人命がかかわるSmart119のプロダクトでは、不具合はあってはならないことです。厳密に開発することはもちろん、どんな小さなことでも出来る限り早い対応を心がけています。

開発者として、正直なところプレッシャーはあります。しかし、社会に必要不可欠なものをつくっている以上、ユーザーも私たちもつねに真剣で、寄せられる期待値が高くなるのも当然だと思います。そうした社会の重要なフィールドへ自分が立てていることに、やりがいを感じています。

仕事の苦労を振り返ってみたのですが、実はこれまで苦労だと思ったことがほとんどありません。もちろん開発で壁にぶつかることはありますが、それ以上に今は開発の楽しさの方が勝っているからではないかと思います。今後、「Smart119」が全国へ普及しさらにユーザーが増えていく局面で、未経験の難題と立ち向かうフェーズに入っていくのかもしれません。

エンジニアとして目指す姿は、関わる方々から「一緒に仕事をしやすい」「前野さんに頼めばすぐにやってくれる」と思われる、そんな“頼れるエンジニア”です。開発はひとりでできる仕事ではありません。チームの連携なくしては、よいものは作れないと思っています。特にレスポンスの早さは日頃から意識してずっと大切にしています。

また基本的なことですが、正確に動作するシステムを厳密につくり上げること、自分がつくったものの動作確認をしっかり行うことは、最重要事項として開発に臨んでいます。私たちは社会になくてはならないもの、命を守るシステムを作っています。1回作ったら終わりではなく、責任を持って検証し続けることをこれからも大事にしていきたいです。

応募者のみなさんへメッセージ

私は、今でこそSmart119でアプリ開発をしていますが、実は情報学を学んでいた学生のころはもともとプログラミング系の科目を一番苦手としていました。エンジニアの「エ」の字もないような人間だったのですが、卒業研究を通じて、授業では感じられなかった「自分の手で開発することのおもしろさ」を知り、この世界に飛び込みました。

就活中、周りの学生の多くは大企業を志望するなか、自分は「みんなと同じところへ行っておもしろいのか?」「そこで本当に自分のやりたいことができるのか?」と疑問を持っていました。ですからSmart119に入社し、自分のやりたい開発ができそうだと感じたとき、「ここだ!」と確信しました。スタートアップらしく、新しいことにどんどん挑戦していける雰囲気があるのも魅力だと思っています。

自分がおもしろいと思える仕事がしたい、いろいろなことに挑戦したいと考えているエンジニアのみなさんと、ぜひ一緒に働きたいです。

前野翔平

筑波大学大学院情報学学位プログラムで、機械学習とAI分野を専攻。大学院博士後期課程中に、株式会社Smart119の「社会になくてはならないものをつくる」ことに惹かれてインターンで入社。製品への魅力と率先して開発できることを実感し、大学院を中退し正式入社をする。現在は、救急医療情報システム「Smart119」のインターフェース開発に取り組み、人命に関わり必要不可欠なものの開発から社会の重要なフィールドに自分が立てていることにやりがいを感じている。正確なものを作り、課題があれば実直に対応する「頼れるエンジニア」を目指している。

お問い合わせはこちら