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子どもの溺水

子どもの溺水

◆テーマ
「子どもの溺水で気を付けること」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119

◆短い時間だけと油断をせず、子どもの見守りをしっかり行いましょう。
◆子どもは音を出さずに静かに溺れてしまうこともあるため、溺水事故を起こさせない環境作りが大事になります。
◆子どもの溺水の一部は、身体が冷水に晒される事で、脈がゆっくりになり、失神を起こす事もあります。そのため、
夏場でも、子どもを冷水につけるのは注意が必要になります。

◆ポイント
・溺水の
発生場所は、川、海、池等あるが、子どもの中でも0~1歳の入浴中の溺水事故が多い
・浴槽の高さ50㎝以下では、子どもは浴槽内に転落しやすい
・5㎝の深さでも、子どもは浴槽内で溺れてしまう

 ◆赤ちゃん、子どもの安全な入浴アドバイス
①ベビーゲートを活用し、子どもだけで入浴をさせない、浴室内に入れないようにする
②浴槽の縁の高さが50㎝未満だと、子供が登って転落する恐れがあるので、目を離さないように注意する
③親が体や髪を洗うときは、声掛けや浴槽から子供を出す
④浅いお風呂のお湯でも溺れるので、入浴後はお湯を抜く

◆その他 溺水対策
・洗濯機などにのぼれるような踏み台を近くに置かない
・洗濯機、バケツの水、洗面器でも溺水は起こるため、水を溜めたままにせず捨てる
・洗濯機はロックをかける

情報元:
消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_052/
日本小児科学会
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/jikotaisaku.pdf
東京消防庁
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/stop/stop03.html
ナースとコメディカルのための小児科学 白木和夫

 

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