株式会社Smart119|安心できる未来医療を創造する

災害時などで使える!止血方法を知ろう

災害時などで使える!止血方法を知ろう

◆テーマ
「災害時などで使える止血方法を知ろう」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆いざという時に使える止血方法を知っていますか?
災害時などで出血を伴うケガをした際、正しい止血の方法があるのを知っていますか?
大人の場合、出血により1リットル以上血液が失われると命に関わります。
出血量が多い場合、止血の手当を急ぐ必要があります。

直接圧迫止血法
すべての出血に対して最初に行う方法です
①出血している所を特定し、綺麗なタオル、ガーゼを当てます
②出血部位を点として確認できる時は、指で圧迫します
③出血部位が広範囲な場合はガーゼ、タオルを広めに当てて全体で圧迫します

◆間接圧迫止血法
止血点は、身体の表面近くを血管が通っている、圧迫しやすいポイントのことをいいます
出血が激しく続いているときに、ガーゼや包帯を準備する間に行う方法
主に手や足からの出血の場合、出血している部位より心臓側に近い部位の止血点を、手や指で圧迫して血流を遮断して止血します

◆主な止血点
・こめかみ
・足の付け根
・指の場合、一番近い関節
・上腕の場合、わきの下
・肘から下の場合、肘の内側

◆止血時に注意すること
・感染を防ぐために、血液や傷が直接素手で触らないようにしましょう
・傷を抑える人は、手袋やビニール袋などをつけましょう
・傷口を心臓より高い位置に上げることも重要です

◆情報元
東京消防庁
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/learning/contents/lifesaving/contents05_1.html#beginning
総務省消防庁
https://www.fdma.go.jp/relocation/e-college/cat65/cat65/cat44/12.html



 

 

 

 

 

Share
お問い合わせはこちら