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誰にでも起こりうるPTSDとは?

誰にでも起こりうるPTSDとは?

◆テーマ
「誰にでも起こりうるPTSDとは?」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119

◆解説者②
佐々木 剛

千葉大学医学部附属病院
こどものこころ診療部
副部長・講師

◆監修協力
新井久美子 (救急科専門医)
横山達郎 (麻酔科/集中治療科専門医)

◆「PTSD」とは
災害発生後などにメディアで取り上げられることもあり、一度は聞いたことがあるPTSD
PTSDは、様々な精神症状を起こす病気です
誰にでも起こりうる可能性のあるこちらの病気の解説します

◆どんな事が原因でおこる?
心に大きな傷を負うことで起こります
心の傷は、心的外傷またはトラウマと呼ばれます
自然災害、交通事故など、生死に関わる体験をする、見たりすることで、自分の意思や感情とは関係なくその状況を思い出してしまいます
うつ状態、感情が乏しくなる、無力感なるなど人格が変化する場合もあります

◆主な3大症状
①追体験(フラッシュバック)
自然と恐怖を伴う出来事のイメージが繰り返し鮮明に思い出され、体験が繰り返されるような状態になってしまいます
②回避
記憶を思い出すきっかけになる場所、状況を執拗に避ける行動をします
③過覚醒
常に気持ちが高ぶったような緊張状態が続き、ささいなことで驚きやすい、ぐっすり眠れないなどの状態になってしまうことです

◆PTSDかもしれないと感じたら
PTSDをそのままにしておくと、精神疾患を併発するなど重症化する恐れがあります
そのため早期に治療を行う必要があります
治療は専門的な治療になりますので、精神科などの医療機関を受診しましょう

◆身近な方がPTSDになったら?
・話を聞いてあげる
相手の言葉をさえぎったりせず、うなずきながら話を聞くだけで、本人の気持ちがラクになります
・適度な距離を保つ
話をきいているうちに、自分自身が体験しているような気持ちになってしまうことも
余裕をもって本人と接するように心がけましょう

◆大切なのは理解
周りでPTSDを発症した人がいたら、しっかりとサポートをしてあげることが重要です
病気を正しく理解し、症状を悪化させないような接し方を心がけましょう

◆マンガシリーズ「コロナ禍の子どものメンタルケア」も参考にしてみてください
「コロナ禍の子どものメンタルケア」内の心理的応急処置(PFA)も、心のケアに役立ちます
https://smart119.biz/manga/000318.html

◆情報元
厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-06-001.html
一般社団法人 日本トラウマティック・ストレス学会
https://www.jstss.org/docs/2013090600351/file_contents/manual.pdf
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=iGkwv4PNzgWhQ9xI

 

 

 

 

 

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