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知っていますか? 小児喘息 概要、受診のタイミングとは

知っていますか? 小児喘息 概要、受診のタイミングとは

◆テーマ
「知っていますか?小児喘息 概要、受診のタイミングとは」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆解説者②
市立ひらかた病院 小児科部長
谷口昌志先生

◆監修協力
新井久美子(救急科専門医)
横山達郎(麻酔科/集中治療科専門医)

◆気管支喘息とは
空気の通り道である気管支が狭くなってしまい、呼吸が難しくなり喘息発作を繰り返し起こしてしまう病気です。
特徴的な症状として、ゼイゼイ・ヒューヒューという音が出る喘鳴があります。
夜中や朝方に発作を起こすことが多いです。

◆原因とは
・ダニ、ホコリ、花粉などのアレルゲン
・風邪などのウイルス
・気候の変化(寒冷や気圧が低下するとき)
・運動、ストレス
・タバコの煙
・ペットの毛
など
様々な要因が引き金となって、気道の炎症が悪化し、気管支喘息の発作が起きます

◆知っておきたい知識
・喘息発作を放置しておくと気道変化が不可逆になり、喘息持ちになったり、場合によっては命を落とす可能性もあります
・家族に喘息持ちがいる、アレルギーの病気(アトピー性皮膚炎)を持っている、家族に喫煙者がいる場合も、気管支喘息のリスクがあります

◆発作が起こった時の対応
発作が起こったら病院へすぐ受診する、又はあらかじめ処方されている薬を使うのが最優先です!
それ以外にも、
・吸入薬を温めたり、加湿をしましょう
・空気の入れ替えをしましょう
・貼付薬の気管支拡張薬は効果が出るまでに時間がかかります
発作を止めるのには向きません
・発作を止める薬を使用したら、様子を確認しましょう

◆こんな時はすぐ受診を
・声かけをしても反応がない
・鎖骨、肋骨、のど元がべこべこ凹んで呼吸している
・顔色が悪い、唇が紫色になっている
・薬が効いていない
・ゼイゼイ、ヒューヒューなるような呼吸をしている
・眠れない

◆情報元
一般社団法人日本アレルギー学会 
小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2020
https://minds.jcqhc.or.jp/docs/gl_pdf/G0001241/4/pediatric_asthma.pdf
https://www.jsa-pr.jp/html/sickness.html#zensoku-syouni






 

 

 

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