株式会社Smart119|安心できる未来医療を創造する

救急車の安全運転と迅速な現場到着を支援し、市民が安心する救急体制構築へ取り組む

2社ロゴ_2.jpg

株式会社Smart119は、MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社が、2023年7月より「救急車向け安全運転マネジメントサービス」の開発に着手するにあたり、当社が持つ救急医療DX化の技術・ノウハウを活用して参画します。

2021年の全国における救急車出動件数※1は約620万件(対前年比4.4%増)と、約5秒に1回の割合で出動しており、今後も高齢化等の影響により、出動件数は増える見込みです。出動件数の大小に関わらず、一刻も早く搬送対象者を医療機関等に搬送することが求められています。

救急車の運用では、救急隊による安全運転と的確な医療機関への搬送がなされていますが、出動件数が増加傾向にある中では、搬送対象者と救急隊員の負担やリスクを軽減すると同時に、より迅速な現場到着が望まれます。

こうした背景から、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は「救急車向け安全運転マネジメントサービス」を開発に着手します。このサービスの開発にあたり、株式会社Smart119は、救急医療情報システム「Smart119」などで培ってきた救急医療DX化の技術を通じてサポートします。具体的には、Smart119が保有する過去の救急出動データとあいおいニッセイ同和損害保険株式会社が保有する自動車走行データを掛け合わせることで、データに基づく出動体制の最適化を目指します。

また、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、「救急車向け安全運転マネジメントサービス」の開発に向け、兵庫県三田市と連携し、2023年7月から2024年3月まで、市内消防本部に所属する救急隊70名、救急車5台を対象に実証実験を実施します。救急車へテレマティクスタグ※2を搭載し、走行データを可視化し、急ブレーキの発生要因を分析することで、搬送ルートにおける危険箇所のマッピングや救急隊員への指導・研修、分析結果を踏まえた出動体制の見直し等、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が最適な安全運転マネジメントの提案を行う上でサポート・協力します。

株式会社Smart119とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、新たなサービスの開発を通じて救急車安全運転と迅速な現場到着を支援し、市民が安心できる救急体制構築へ取り組んでいきます。

*1:総務省消防庁「令和4年度版消防白書」より引用
*2:5cm四方大きさで、様々な走行データを記録できる車載器。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンに自動で記録が送信される

お問い合わせはこちら