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国内最大級の行政オープンイノベーションプロジェクト『Local Innovation Challenge HOKKAIDO』第2期

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『Local Innovation Challenge HOKKAIDO』は、さっぽろ連携中枢都市圏内12市町村(*)とスタートアップの協働で、地域・行政課題の解決を目指す国内最大級の行政オープンイノベーションプロジェクトです。救急医療情報システム『Smart119』は、同プロジェクトに採択され、昨年10月1日より札幌市にて「救急搬送の効率化」を目的にした実証実験を実施。2023年(令和5年)度は、第2期として小樽市・江別市など12の市町村で構成される「さっぽろ連携中枢都市圏」へ拡大し、順次実証実験を行っています。

*札幌市、小樽市、岩見沢市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村、南幌町、長沼町

その一環として2023年6月12日(月)、小樽市において「情報伝達のしやすさ、医療機関選定・交渉時間の短縮及び効率化を図るとともに、救急隊の業務負担やストレスを軽減する効果の検証」を目的にした実証実験を、小樽市消防本部にて実施しました。

消防署外観2.jpeg▲今回の実証実験が行われた小樽市消防本部

◆実証実験内容と評価
『Smart119』は、救急隊が出動現場で行う傷病者情報の入力、事故状況等の共有、複数の医療機関への一括受入要請などを、タブレット端末等を使って迅速に行える救急医療情報システムです。一刻を争う救急現場の業務効率化、救急隊員の負担軽減、医療機関とのスムーズな連携をサポートします。

▼救急医療情報システム『Smart119』の主な機能
https://smart119.biz/smart119/

今回の実証実験では、『Smart119』のタブレット端末等を使用し、救急隊が現場に到着後、バイタルサイン測定から搬送先の医療機関決定までの時間を計測しました。

昨年度の小樽市消防本部救急統計データの平均病院交渉時間は「7分08秒」でした。『Smart119』の端末を使用して検証した結果、病院交渉時間を約62%短縮できる可能性が示されました。

実証実験後、成果指標として実施した救急隊員へのアンケート調査では、「複数の医療機関への要請が1度の入力でできるシステムは、収容依頼の大幅な負担軽減になるので活用したい」「出動によっては電話の方が早い場合はあるかと思うが、ほとんどの出動は短縮されると思う。直感的に使えるため、とてもいい」などの評価を得ました。

『Local Innovation Challenge HOKKAIDO』第2期の実証実験は引き続き、さっぽろ中枢都市圏で実施予定です。

株式会社Smart119は、今後もICTの力や柔軟で独創的なアイデアをもとに救急医療現場の効率化を目指し、「市民が安心して暮らせるまちづくり」に貢献していきます。

■実証実験へのお問い合わせ
smart119toiawase@smart119.biz
※この実証実験についてのご質問やお問い合わせは株式会社Smart119にご連絡ください。
 この内容について消防局へ直接ご連絡することはご遠慮ください。

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