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救急・集中治療と感染症の専門医が教える「新型コロナmRNAワクチン」について

救急・集中治療と感染症の専門医が教える「新型コロナmRNAワクチン」について

◆テーマ
「救急・集中治療と感染症の専門医が教える正しい新型コロナmRNAワクチン」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119

谷口俊文
千葉大学医学部付属病院感染症内科講師
https://twitter.com/tosh_taniguc


◆ポイント1:COVID-19に対するmRNAとは
・擬似的にウイルス感染細胞を再現し、効率良く細胞内でタンパク質をつくる。
・すぐに分解される。
・ワクチンは遺伝子組み換え技術は不使用で生産されている。
・人の遺伝子(DNA)には作用せず変化を生じさせない。

◆ポイント2:mRNAワクチン接種の基本情報
・筋肉注射。
・計2回接種。
・副作用は主に「局所の疼痛」。他には疲労感と頭痛など。
・有効性は95%。
・感染しても重篤化になりにくくなる。
・アナフィラキシー(2つ以上のアレルギー発症)は、そうそう起こらない。
  ファイザー社製:100万人中で4.7人。
     モデルナ社製:100万人中で2.8人。
・集団免疫に必要なワクチン接種率は、推定60〜70%。

◆ポイント3:mRNAワクチン接種によくある質問
Q.変異したウイルス株へも有効ですか?
A.ある程度の効果が見込まれています。

Q.安全性は大丈夫ですか?
A.米国においての大規模臨床試験で、高い効果と安全性が確認されています。

Q.子供への接種は?
A.ファイザー社、モデルナ社の臨床試験では 、次の年齢を対象と予想されます。
 ファイザー社製:16歳以上。
    モデルナ社製:18歳以上。(モデルナ社では2021年2月現在、対象年齢を12歳以上として治験実施中)

Q.妊娠中や授乳中の接種は大丈夫ですか?
A.妊娠や授乳の方は治験対象外から安全性と有効性は評価されていませんが、米国では希望者は接種可能とされています。

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