◆テーマ
「点滴の針のしくみ」
◆監修
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119
◆血管に入っているのは、「針」ではありません
・点滴は、長い間血管の中に薬剤を入れ続けます。その為、採血の時の針とは違い、構造も特殊です。
・点滴の針は、末梢留置カテーテルといいます。
・点滴をしている間はカテーテルが入っているので、針が長時間入っているわけではないのです。
・血管に刺すまでは、カテーテルの管の中に内筒という金属製の針が入っています。
・血管と皮膚を貫く時に、内針という金属製の針が必要になりますが、貫いたあとはカテーテルのみ血管に残します。
・カテーテルのみ入るため、少し手を動かしても針で血管を突き破るのではという心配はないのです。
・入っているのは柔らかいカテーテルの為、腕を多少動かしても痛みはありません。
情報元:
看護技術がみえる 臨床看護技術 第1版