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夏から秋にかけて流行り始める RSウイルスとは

夏から秋にかけて流行り始める  RSウイルスとは

◆テーマ
「夏から秋にかけて流行り始める  RSウイルスとは」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆解説者②
谷口昌志先生
堺市立総合医療センター
集中治療科医長

◆特徴
・感染力が強い呼吸器感染症
・保育園、幼稚園で多発する施設内感染の一つ
・2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染
・有効な抗ウイルス剤は無い
・治癒後に再感染する場合もある

◆症状
・潜伏期間は2~8日、典型的には4~6日
・微熱、咳、鼻水などの上気道症状が数日続く
・更に、下気道に感染が進行した場合、喘息の様な咳、呼吸する際に胸がペコペコとへこむ呼吸(陥没呼吸)がみられる
・感染した25~40%は、細気管支炎、肺炎を合併する

◆治療
・有効な薬が無いため、対症療法を行う
・しっかり休養する

◆予防方法
・ウイルスが手に付着している事がある為、手洗いを励行する(帰宅後、食事の前後、トイレ後、鼻をかんだ後)
・日常的に乳幼児と接触する人は、飛沫感染防止の為にマスクの着用、症状のある人との接触を避ける
・おもちゃの消毒をする(おもちゃにウイルスが付着している場合があるため、エタノール消毒をしてリスクを減らす)

 情報元:
国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/317-rs-intro.html
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html

 

 

 

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