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子どもの誤飲

子どもの誤飲

◆テーマ
「子どもの誤飲」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆解説者②
谷口昌志先生
堺市立総合医療センター
集中治療科医長

◆子どもの誤飲は毎年発生している
子どもが異物を飲みこんだり、喉に詰まらせてしまう事故は毎年発生しています
誤飲は、命にかかわる大きな事故の為、最大限に注意しましょう

誤飲、誤嚥しやすいもの
たばこ、くすり、洗剤(ジェルボールなど)、のり、入浴剤、粘土、ろうそく、化粧品など

◆吐かせてはいけないもの
・ガラス、画鋲
のどに引っかかったり、食道粘膜を傷つける事がある
・容器に酸性、アルカリ性と記載があるもの
胃、食道、気管、口腔内を傷つけるおそれがある
・灯油、マニキュア、除光液、液体殺虫剤
吐かせた際に肺炎の恐れがある
・磁石
胃、腸同士がくっついて穴があいてしまう事がある
・電池
食道粘膜が腐食したり、穴が開いてしまう事がある

トイレットペーパーの芯より小さいものは誤飲する可能性がある
赤ちゃんが口を開けた最大口径は39㎜とされ、これより小さい物は誤飲の恐れがあります
トイレットペーパーの芯は、JIS規格で38㎜と決まっています
芯を通ってしまう物は、誤飲してしまう恐れがあります

◆救急車を呼ぶ目安
・顔面蒼白
・意識がおかしい
・けいれんを起こしている
・苦しそうな呼吸をしている
上記の症状がある場合は、すぐに119番要請を行いましょう

◆重要ポイント
飲み込んだ場合、「いつ」「どんなものを(ビー玉、ボタン電池、薬など)」「どれくらい(個数、量)」飲み込んだのかを把握する事が大事

情報元:
日本中毒情報センター
https://www.j-poison-ic.jp/general-public/response-to-a-poisoning-accident/at-home/
子どもの救急
http://kodomo-qq.jp/index.php?pname=goin%2Fr3
岡山県薬剤師会
https://www.opa.or.jp/kusuri/goin/
徳島県医師会
https://www.tokushima.med.or.jp/kenmin/doctorcolumn/pc/1109-2084

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