◆テーマ
「骨折に気を付けて！骨粗しょう症とは？」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆骨粗しょう症とは？
・骨の密度が減ってしまい骨がスカスカした状態になってしまう病気
・骨粗しょう症になると、骨折しやすくなって痛みが出てきたり、生活の質に影響を及ぼします
・加齢に伴い骨密度は減るものなので、みんなに関係があります
・特に女性は、閉経とともに女性ホルモンの影響で骨粗しょう症にとてもなりやすくなってしまいます

◆原因
・閉経
・生活習慣の乱れ
・加齢

◆症状
・背中、腰が曲がってくる
・身長が縮む
・腰痛
・背中の痛み
・少しの動き、衝撃で骨折しやすい

◆予防ポイント
骨量は若い時に最大になります　そのあと、加齢により減ってしまう一方なので早くからの予防が重要になります
運動習慣と健康な生活習慣をベースに、年代別に気を付けていきましょう
・若い人：無理なダイエットはやめましょう
・中高年：禁煙、アルコールの飲み過ぎに注意、骨量の減りやすい病気の人はきちんと検査をしましょう
・高齢者：転倒に気を付けて無理のないように！でも運動は大事です！高齢者で骨粗しょう症と診断された場合は骨折の予防が重要、ちゃんと治療をしましょう
・カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど骨の形成に大事な栄養を摂る
・適量のタンパク質をとる
・禁煙し、アルコールは控えめにする
・運動、日光浴をする

◆情報元
公益社団法人　日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/osteoporosis.html
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン　2015年版
http://www.josteo.com/ja/guideline/doc/15_1.pdf