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指先の包帯の巻き方〈反復帯〉

指先の包帯の巻き方〈反復帯〉

◆テーマ
「指先の包帯の巻き方〈反復帯〉」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆反復帯とは
手の指、足の指などに巻く事ができ、指をケガした時に使える包帯の巻き方です

◆そもそも、包帯ってどんな時に巻くの?
病院、クリニックで行う包帯は、傷の保護、止血やむくみの軽減、骨折した部位の固定、塗り薬などがずれないように固定をするなどの目的で行われています

◆絆創膏、ギプスと何が違うの?
絆創膏は、直接傷口や患部の手当てに使用します
ギプスは、骨折や脱臼の整復後の固定や、安静に使用する包帯、添木のことです
市販で売られている包帯とは異なり、固定の方法も特殊で、管理の方法も異なります

◆指先の包帯(反復帯)巻き方
①指先を包帯で巻きます
②保護したい部分に包帯を重ねます
③保護したい部分を適度に包帯で覆った後、更に包帯で巻いていきます
※包帯を引っ張りすぎないように注意しましょう
④保護したい部分を包帯で巻いた後に、手や足の甲も包帯で巻いて固定します
⑤テープなどで固定します

◆包帯を巻いたときの注意点

包帯を巻いた時の注意点:
・圧迫しすぎで皮膚の色が変わっていないか、血流が滞るほどきつくしていないか確認を!
・包帯の巻きっぱなしは感染のもと、悪臭のもとになります。汚れた時、入浴した後などのタイミングで新しい包帯に替えて清潔を保ちましょう
・包帯を巻くことで、関節運動に影響が出る事があります。関節運動を妨げないように適度に巻くことが大事です

◆情報元
ビジュアル基礎看護技術ガイド

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