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健康食品、サプリメントの使用は適切に

健康食品、サプリメントの使用は適切に

◆テーマ
「健康食品、サプリメントの使用は適切に」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆手軽に購入できる健康食品、サプリメント
インターネット、ドラッグストア、コンビニなどで購入しやすい健康食品、サプリメントは世の中には沢山あり、とてもお手軽感があります
しかし、健康食品や、サプリメントにより健康被害が起こる事もあります

 ◆医薬品、健康食品とは
医薬品(薬)とは、厚生労働省から有効成分に対する効果が認められ、病気の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされているものです
健康食品とは、健康の維持、増進に特別に役立つことをうたって販売されているもの。使用は消費者の自由です

◆ここに注意
・医師から処方される薬の代わりに自己判断で健康食品やサプリメントをとることで、病気が悪化することも
・医師から処方される薬に影響することがあり、薬の効果が弱まったり副作用が強く出てしまうことも

◆特に注意しなければならない人
・病気を持っている、常に薬を飲んでいる人
・高齢者
・こども
・妊娠中、授乳中の女性

薬と健康食品 飲み合わせが問題になるもの
・血液を固まりにくくする薬 + 青汁や納豆 →効果が弱まる事も
・骨粗しょう症治療薬 + カルシウム →腸の中で吸収が行われにくくなる
・グレープフルーツ + 免疫抑制剤、高脂血症治療剤、降圧剤→効果が強く出たり、副作用が現れやすくなる
※薬の効果を増長、減弱させたり、逆に打ち消してしまう組み合わせもある

使用する際の注意点
①かかりつけの医師、薬剤師に相談しましょう
②使用する場合は、「どんなものを」「どれくらいの期間」「どれだけの量」摂取したのか、メモをとるようにしましょう。メモをとるのが負担であればラベルや容器を捨てずに保存しておくのも一つの方法になります

◆情報元
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_d.pdf
日本医師会
https://www.med.or.jp/people/knkshoku/

 

 

 

 

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