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おうちで出来る 正しい血圧測定の仕方

おうちで出来る 正しい血圧測定の仕方

◆テーマ
「おうちで出来る 正しい血圧測定の仕方」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆監修協力
新井久美子(救急科専門医)
横山達郎(麻酔科/集中治療科専門医)

◆正しい血圧測定の仕方
①上腕血圧計を選ぶ
②朝、夜に測定する(朝の測定:起床後1時間以内・ 朝食前・服薬前 晩の測定:就寝直前)
③トイレを済ませ、 1~2分椅子に座ってから測定
④姿勢はイスに脚を組まずに腰掛け、カフの高さと心臓の高さをあわせる
⑤測定の前は、たばこを吸わない、飲酒しない、カフェインを摂らない
⑥測定中は、話をしたり、力を入れたり、動いたりしない
⑦1機会に原則2回測定し、 その平均を取る

◆ポイント
・測定は時間帯を決め、毎日同じ時間に行うのが理想
・測定は素肌または薄手の下着を着た状態で行う
セーターや厚手の上着等の上から腕帯を巻くと、間違った値が出ることもあるため、服装に気を付ける
・まくり上げたシャツや上着で上腕を圧迫しないようにする
・振動、騒音の無い静かなところで測定します
テレビ等の音量は測定時は控えめに

◆腕帯(カフ)の巻き方 
・腕帯(カフ)の下のヘリは肘より1~2cm上になるように巻きます
(ヒジの内側より1~2センチ程上がった所に腕帯(カフ)を巻いて測定すると腕帯(カフ)の位置が心臓の高さに一致します)
・腕帯(カフ)を巻いた時、指1~2本が入るくらいに巻きます
・ゴム管は手の中心線上にくる位置に調整します

◆測定時の姿勢 
・腕帯(カフ)が心臓の高さと同じになるよう位置調整します
・背筋をしっかり伸ばします
背中がまるまっていると、お腹が圧迫され、正しい血圧がはかれません
・手のひらは開いて上に向けます
・測定中は体を動かさず、話をせずに測定します

◆家庭血圧135/85mmHg以上が、脳卒中や心筋梗塞にかかる率を2~3倍にも増やす危険な高血圧です
この値が続くときは、必ず医師に相談をしましょう

◆情報元
日本高血圧学会
https://www.jpnsh.jp/data/jsh2014/jsh2014v1_1.pdf

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